2月14日(水)から教会の暦は、受難節(レント)を迎えます。
これはイースターから日曜日を除いて、40日前(日曜日を含めて46日前)の水曜日です。
この日から40日間、キリストの受難、特に十字架での苦しみを覚える季節になります。この時期は、悔い改めの季節として紫や青が典礼色となり、「ハレルヤ」という賛美の言葉は使われなくなります。
受難節は復活祭(イースター)直前の日曜日から始まる受難週、特にキリストが十字架上で亡くなった受難の金曜日(今年は3月29日)に頂点を迎えます。
特に今年は、ウクライナ、パレスチナ-イスラエルで続く戦争、能登半島での地震被害の中で受難節を迎えます。人間の持つ「他人より偉くなりたい」「他人に命令したい、支配したい」という思いを捨てて、神の道へ立ち戻るように世界が招かれています。悔い改めと祈りの中で、ますます隣人に仕える40日間を過ごし、キリストの復活を祝うイースターに備えたいと思います。
誰の死をも喜ばず、悲しまれる神が世界を御自分の道へと招いておられます。